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Channel: Audio | MacBSの日常生活的日記
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MCトランスを検討

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今年はアナログレコードの年になった我が家ですが、唯一の欠点がMMカートリッジ一辺倒なところです。

当初はONKYOの古いプリアンプからスタートして、途中、素人修理もしたんですけどやっぱりどうも不調で、その後に入手したTHORENSのフォノイコライザーがMM専用だったので、MCカートリッジに手を伸ばさずにきたわけです。
来年はフォノ以外の部分の強化を考えていますけど、やっぱりMCカートリッジの誘惑もあり、まずは再生可能な環境から考えてみることにしました。
MCカートリッジを使うためには大きく分けて3つの方法があるでしょう。
一つは高出力型MCカートリッジをMM用のフォノイコライザーで使う方法、2つめはMCヘッドアンプ(あるいはハイゲインフォノイコライザー)、そして3つめが今回検討するMCトランスの導入です。

普段ならあっさり中古を探すんですが、意外とこれが高価に推移していて手頃なものが見当たりません。
幸い、現行製品も結構あるようなので、これを調べてみることに。
そうは言っても高価なものは無理ですから、定番で言うとortofonのST-5辺りが狙い所です。
MCカートリッジ自体も今はちょっと特殊なaudio-technicaのTT30Eのみですが、入手対象となるカートリッジもオルトフォンになる可能性は高いでしょうし、相性の点からも有力候補かなと。

また、詳細不明のShelterの電源タップが意外なほど優秀だったこともあって、ShelterのModel 411 TypeIIも気になる候補の一つです。
同社のカートリッジも面白そうですけど、高くて手が出ないですけどね。

他だとPhasemationのT-300も価格帯としては近いんですが、雑誌か何かで内部の写真を見かけたことがあって、ちょっとどうかなぁと。
この価格帯だったらどれも中身は似たようなものかもしれませんし、しっかり作る自信があるならLundahlとかで自作したら良いのかも。

あと、これを言ったら元も子もないんですが、しっかりしたMCトランスやヘッドアンプ内蔵のプリアンプを買ったほうが結局、システム全体に良くなるというのもあるんですよね。
最終的にどうなるかはまだ分かりませんけど、いずれにしても来年はその辺を狙ってみたいなと(思うだけ)思っています。


Olasonic NANO-UA1a レビュー ヘッドフォン編

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Olasonicさんにお借りしているNANOCOMPOシリーズのDSD対応USB-DAC搭載プリメインアンプ「NANO-UA1a」ですが、今回はヘッドフォンでの試聴レビューをしてみたいと思います。

Olasonic NANO-UA1a

なお、ヘッドフォン端子は前面のステレオミニジャックのみですが、先日のポタフェスでは「バランス出力アダプター」なるものが参考出展されていたそうです。
ヘッドフォン端子ではなくスピーカー端子から接続して、バランス接続対応ヘッドフォン端子を提供するもので、その箱辞退には電源供給はされていないようですから、おそらくアウトプットトランスといったパッシブな回路で構成されているものと予想されます。
「UA1a/UA1/A1専用」だそうで「発売予定 未定」となっていますが、将来的にバランス接続を検討されている方には朗報かもしれません。

さて、今回はごく普通に正面のアンバランス端子を使ってのヘッドフォン試聴です。
試聴にはSHURE SE215(リケーブル済み)と茶楽音人 Donguri-鐘を使用しました。

まずは接続して残留ノイズを確認してみましたが、ホワイトノイズは多くなく、むしろ少ないほうだと思います。
ボリュームを上げてもあまり量に変化がないですし、ホワイトノイズの音色がやや中高域寄りなので刺激は少ない、目立たないノイズだと思います。
USB接続状態でもデジタル系のジュルジュルした感じのノイズが載ることもありませんでした。

つづいてギャングエラーですが、これも専用のアナログボリュームIC搭載のおかげか、ほぼ皆無といって良いです。
ただ、ボリューム0位置でも少し音が聴こえてくるのがやや気になりました。
また、小音量の場合に音量変動がスムーズでなく、階段状のような印象を受けたのも気になりました。
0位置が時計でいうと6時半くらいですが、この6時半から7時くらいまではほぼ同音量で推移し、その後、9時くらいまでそういう傾向が感じられます。

th_DSC00582_LR5

さて肝心の音質ですが、SHURE SE215では中低域に盛り上がりのあるサウンドですが、その割に薄めの高域なのに刺激的な中高域です。
エネルギッシュな感じにやや欠けますが、iPod nano直挿しなどと比べればそれはもう圧倒的に情報量は多いものです。
女性ボーカルはややドライですが刺激が少なめで、ギターの音色が美しいように感じます。
ピアノもスピーカーの時よりは実体感がある響きですが、やはりやや低域が薄味のような印象も受けました。

また、左右のセパレーションが良いのも印象的で、スピーカーでの再生の時と大きな違いは滑らかさと間引きの少なさを感じるところでしょうか。
ここはデジタルアンプのスピーカー部に対してアナログA級構成のヘッドフォンアンプの違いが出ているように思います。
ただ、ややドライ気味で真面目な音色自体は同じ傾向です。

チェロも低域がまだ少し不足するものの、鳴り自体は悪くないですが、音場感に薄く、奏者のリアルな息遣いはやや削がれる傾向です。
反面、小編成のクラシックでは空気感の出たサウンドとなり、好録音ではその良さが引き出される傾向なのは、スピーカーでDSDやハイレゾが良かったのと同じ傾向かと。
大編成の場合は迫力に欠け、音に横の広がりが薄いため、それぞれの楽器がしっかり耳には入ってくるものの、体に響いてこない印象を受けました。
これはそもそもSHUREの傾向も加わって、全般にややモニター寄りに偏ったせいもあるかもしれません。
また、楽器が増えてくるとモニター調から全体的な雰囲気で聴かせる傾向に変わるのも面白い傾向だと感じました。

茶楽音人 Donguri-鐘(SYOU)

そこで次は音傾向が大きく異る茶楽音人のDonguri-鐘に移行して聴いていきます。
こちらは低域に厚みがあり、高域も華やかで、鐘の音色傾向がしっかり活きています。
ただ、鐘らしい音の広がりはあるものの、豊かな響きや艶に欠ける傾向はドライなUA1aの音色を受けてのものでしょうか。
ただ、ピアノの響きは実体感も伴い、再現性が高いですし、ボーカルものでもバックの細かな響きやホールノイズもしっかり再現されています。
音楽的な魅力という点ではやや表層的なのはスピーカーの場合と似通っている傾向があるものの、相性自体はSHUREよりこちらのほうが合っているようです。

チェロは鐘のほどよい箱鳴りも伴って、バランス良く再現され、中低域の厚さも程良いものです。
小編成クラシックはSHUREの時同様、相性が良く、より細かな奏者の息遣いも捉えており、モニター的な部分と鐘の音楽性のバランスが活きた形です。
また大編成でもSHUREの時のようにこじんまりとならず、箱庭なりに壮大さを表現できていて、楽器の配置や分離もしっかりしているのが印象的でした。

ポップスでは良くエージングされた鐘の澄んだ高域が楽しめるもので、これはUA1aのアンプに歪みが少ないおかげでもあるでしょう。
ストリングスやギターはタッチがシルキーで、スピーカーの時よりも良い表現なのはアナログ回路なのが活きているのだと思われます。

このように全体的な相性は明らかに鐘のほうが良いようで、SE215の場合はイヤフォン自体の実力より高いところを引き出してはいますが、ともにモニター傾向でありつつ、情報量がイマイチ引き出せず、相性が良くないのでしょう。
鐘の場合は全く正反対で、それぞれの欠点を補う形でバランスが取れ、うちのイヤフォンの中ではベストマッチといえそうです。

UA1a単体でのヘッドフォンアンプを評価してみると全般にはプリメインアンプ付属のヘッドフォンアンプとして大変優秀なものですが、ややドライな傾向は好みにもよるところでしょう。
そうした現代的な音色傾向が好きな方や、音楽表現に長けた、ややじゃじゃ馬傾向のイヤフォン、ヘッドフォンと組み合わせると、総合的に好結果が得られるのではないかと思います。

FIDELIX LEGGIERO

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FIDELIXからフォノイコライザー「LEGGIERO」が発売されるそうで。

このフォノイコライザー、プリアンプのMCR-38のイコライザー部を抜き出した形だそうで、それをDACのCAPRICEとほぼ同じ筐体に収めたものだとか。
入力はMMとMCの2系統に対応していて、全てJ-FETを使ったディスクリート構成という内容です。
価格は20万円前後となかなかのものですが、イコライジングカーブもRIAA以外にモノラル用などに対応していたり、低ノイズ設計らしいので、なかなか面白い選択肢かなと。

先日も書いたMCトランスに絡めて考えると、こういう両対応フォノイコライザーもターゲットに入るのですが、今はそもそもオーディオを聴く時間が取れない状況で…。
それでも機材には興味はあって、PRIMAREのR32(旧モデルのR20も)とか面白そうだなぁと思いつつ、なんとか早く落ち着いて聴けるようになりたいと(ちょっぴり)頑張っています。

今年モニターした製品

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今年もオーディオ機器を中心に、たくさんの製品をモニターさせてもらいました。
もしかすると漏れがあるかもしれませんが、以下にその製品群を列記してみようかと。

QED
Profile eFlex HDMI
SAEC
PL-5800
ACOUSTIC REVIVE
USB-1.0PLS
RUT-1
・REC-130SH-R
SPC-REFERENCE-tripleC
COX-1.0tripleC-FM
CB-1DB
LINE-1.0R-tripleC-FM
POWER STANDARD-tripleC-FM
オヤイデ
OCB-1SX
FiiO X5
GOURD
GCP-660
NUMERO 1357TT
茶楽音人
Donguri-楽
Donguri-楽 濃茶
Donguri-鐘
Olasonic
NANO-UA1a
TW-D6TV
TW-BT55ST
NANO-NP1
・OLA-BT1
DENON
DA-10
AMUSER
アクセサリーセット
FUJIFILM
X-T1
TOSHIBA
・LEDシーリングライト
Deff Sound
DDA-DAC1U
BenQ
GW2460HM
Logitec
LHR-DS05WU3R

全27モデルということで、月に2つ以上レビューしていたことになります。
これまではみんぽすさんからお借りするものが主体でしたが、今年は4つほどとだいぶ減った印象で、メーカーさんから直接お借りする機会が増えたのも特徴的でした。

この中で印象に残ったものを2つ挙げるとすると、良い意味では「POWER STANDARD-tripleC-FM」、悪いほうでは「DA-10」でしょうか。
前者は電源周りを見直す効果を再認識させてくれた優秀なケーブルですし、後者は初期不良やらギャングエラーやらで…。

来年はちょっと忙しくなりそうなので、今年のようなペースではレビューできなくなるかもしれませんが、私にとっては楽しみでもありますし、ぼちぼちと続けていけたらなと。
まだどうなるか分かりませんが、海外ブランド製品のレビューもメーカーさんに直接掛けあってみているところなので、もしかすると来年最初のレビューはそれになるかもしれません。

Job Pre 2

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Reader Storeでオーディオアクセサリー誌やアナログ誌のバックナンバーが108円だったので読んでいたら、以前も紹介したGOLDMUNDの弟分ブランドJobから「Pre 2」というプリアンプの広告が載っていました。

購入先にはURLが載ってるだけ、という状態で「それでホントに広告に見合うだけの注文が来るの?」とちょっと心配になりますが、LINE3系統のみのシンプルなプリアンプで、仕上がりはなかなか良さそうです。
お値段もサイト上にはちゃんと書いてありませんが、どうやら1500~1600ドルくらいのようで、GOLDMUNDから比べればずいぶんと良心的(?)なお値段のようです。

なにしろ情報が少ない中、6moonsにかなり詳細なレビュー記事が載っていました。
特に1ページ目以降でいろんなコンポと組み合わせた事例があって、短くまとめるならやはりGOLDMUND的思想のもとに作られた製品といったところでしょうか。
FirstWattとか、最近はシンプルでハイスピードなアンプが海外では注目されつつあるようで、個人的にも気になるところではあります。

ただ、さすがに全く試聴もなしに、これだけの情報で…というのは厳しいですよねぇ。
私の場合にはPHONOがないというのもネックになってきますし。
別にGOLDMUNDと競合する製品でもないですし、そっちの代理店で貸出サービスとか代理購入みたいな感じでやってくれたら良いのになぁと思いますが、利益が薄いから無理でしょうかね。

Chord Carnival SilverScreen リード線

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以前からオークションに出ていて気になっていたスピーカーケーブルを使って作ってあるシェルリード線を落札してみました。

Chord リード線

いろいろ種類があるんですが、ここはやはりお気に入りのブランド、Chord CompanyのCarnival SilverScreenで作ったものをチョイス。
ホントはメーカーが出してくれると良いのですが、そもそもリード線は選択肢が少ないですし、海外ケーブルメーカーになるとほぼ皆無に近いですからね。

Chord リード線

元の材料がスピーカーケーブルなので芯線はそれなりに太く、単線を2本ずつ撚らずに使ってあるのが見えます。
使用チップは金メッキとロジウムメッキから選べましたが、今回はノーマルの金メッキで作ってもらいました。
この他、希望すればハンダの種類もカスタマイズしてもらえるようです。

Chord リード線

まずは1本だけ切れてしまって交換しているという中途半端な状態のGrace F-8Lを交換してみました。

Chord リード線

少し長めに作ってありますし、ケーブル部分が柔らかいので装着はかなりやりやすいほうかと。
一聴して分かるのはやっぱりリード線でもCHORDの音になるというところですね。
Carnival SilverScreenはサブシステムでスピーカーケーブルとしても使っていますが、まさにそのサウンドそのものという印象です。
音がやさしくて、テンポがゆったりしたような印象を受けます。

ちなみにエージングに1~2時間かかるそうですが、徐々に上品さにも磨きがかかってきました。
ただ、スピーカーケーブル同様、低域の量感は多くないが明瞭な傾向で、これまでボリューム位置が20くらいで聴いていたのが25くらいにしないと迫力が物足りないシーンも出てきました。

音質傾向が分かったところで、これならSUMIKO Pearlに使ったほうが相性は良いだろう、とそちらに交換することに。
まずはGraceに元々Peadlに付けてあったaudio-technicaのリード線を移します。
こちらはPCOCCらしく現代的なもので、Chordに交換する前よりもやや固くなったものの、以前の音傾向をほぼ継承している印象です。

そしてPearlにChordのリード線を装着すると、SUMIKOの現代的でやや派手めなところにChordの控えめな部分が備わって、ちょうど良いバランスです。
低域のキレ自体は残っていますし、新しいカートリッジらしい現代的な解像感もしっかりあって、当面はこっちがメインカートリッジに昇格するくらいの変化です。

リード線は非常に小さな電力を扱うから、というのはなんとなく分かりますが、その先にはトーンアーム内配線もあるし、フォノケーブルもあるのに…と思ってましたけど、これだけ変化があると色々見直したくなりますね。
ということで、同じ出品者さんから再度落札しちゃいました。
なお、素材があるうちは同じリード線も再出品されますので、気になる方はぜひ検索で見つけてみてください。

Cello Strings リード線

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先日のChord Company Carnival SilverScreenを使ったシェルリード線に続いて、Cello Stringsを使用したリード線を入手してみました。

Cello Strings リード線

お値段的には2倍近くなりますが、Cello Stringsというと私も以前から狙っているレアなケーブルでして、そういう意味ではお買い得感はこちらのほうが高いかも。
それにそもそも市販品としては中級クラス程度の価格ですし。

Cello Strings リード線

ハンダもこちらはS/A LABのものになっていますし、シェルチップもプラチナメッキのものを使用してるんだとか。
前回のはSUMIKO Pearlと抜群の相性でしたから、今回はGrace F-8Lに使用します。

Cello Strings リード線

まず感じるのは、ほのかに華やかがありつつもとても澄んでいて、静粛感もあるという点です。
一旦、audio-technicaのPCOCCにも変えたんですが、あれのような硬さはなく、それでいて高域の伸びが良いです。
CHORDと比べると想像していたのとは違って、ある意味、現代的なくらいなのですが、そこに確固たる上品さというのが加わるのがさすがCelloという印象です。
ピアノは弾む感じに粒立ちもキレイですし、楽器それぞれが艶やかに、かつ、活き活きと鳴るのが素晴らしいですね。
もちろん相性もありますけど、価格差を考えてもコストパフォーマンスはCelloのほうが高いと言えるかも。

ちなみに他にもROKSANやTransparent、オーグライン、Cardasなどを使ったシェル線を出品していらっしゃいますし、製品説明に落札者さんの感想もあって、これがなかなか的確なレビューになっていますので、それも参考にされてみると良いかと思います。

SONY NW-ZX2

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CESでSONYから「NW-ZX1」のさらに上位モデルとなる「NW-ZX2」が発表されたようで。

公式にはまだ価格や発売時期などは明らかになっていませんが、海外サイトを眺めていると$1199.99という表記が見当たりましたので、国内でもそのくらいのお値段で登場するのかも。

大きな変化としてはやはりmicroSDカードスロットが装備されたことでしょう。
本体容量も公式には発表されていませんが、どうやら128GBのようです。
ハイレゾはどうしても容量が大量に必要ですし、今年からはDSD配信が本格的に始まることを踏まえてやっぱり外付けメディアは必要との判断なのでしょうね。

サイズはZX1より大きくなってるそうですが、下膨れ具合がかえって目立たなくなっています。
詳細は不明ですが、大きめのコンデンサを縦に配置したのではないかなと。
このほか、シャーシの高剛性化も高音質化のキーポイントだったそうです。

機能的にはBluetoothの3倍のビットレートで伝送するという「LDAC」というオーディオコーデックに対応していて、同時発表の「MDR-1ABT」がおそらくこれに対応しているんでしょうね。
すでに出ているリケーブル用の「MUC-M1BT1」はカタログスペック上はLDAC非対応なのはやや残念ですが。

OSは相変わらずAndroidで、4.2が搭載されてるみたいです。
ただ物理ボタンは本体側面に用意されていますし、24bit/192kHzでも最大約33時間再生できるスタミナはソニーらしいなと。
海外サイトでは「60 hours of music playback」という記載も見かけたので、通常音源なら60時間くらい使えるんでしょう。

ただ、カセット時代後期のウォークマンからそうなんですが、このスタミナ再生は高音質とは相反する部分もあるかと思っているんですよね。
どうしても定電圧駆動になりますし、スイッチングなどを多用するわけですし…。
Android搭載や最近のソニー全般の音質傾向と合わせて、個人的にはどうも選択対象に入ってこないところがあります。
いや、単純に高くて手が出そうもない、というのもありますけどね。


Marantz HD-DAC1でノイズ、無償対応

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MarantzのUSB-DAC機能付きヘッドフォンアンプ「HD-DAC1」ですが、ボリューム最小位置でヘッドホンから微小ノイズが聞こえることがあるそうで。

先日、同じD&MグループのDENON DA-10の貸出機で片方の音が出ない問題があって、あれはコンデンサのハンダ不良でしたが、こちらはハムノイズで抵抗を交換(?)された、といったユーザーの報告があるようです。
症状的にどうもDA-10と同じ製造元(Inkelの中国工場)なのかなぁ、なんて勘ぐってしまいます。

また、メーカー曰く、このノイズは「仕様基準をクリア」しているとのことですが、こういう書き方だと、要は「その程度の製品だよ」と言ってるようなものだということですからね。
ただ、症状が発生している場合はサービスセンターで「対応」するそうです。
未だに何の発表もないDA-10よりは良心的な対応と言えるのかも。
とはいっても、あくまでもリコールではなく「対応」ですから、無償対応期間も保証期間内のみだそうなので、該当製品をお持ちの方はお早めに確認と対応をされたほうが良いかと思います。

CHORD C-line、国内発売

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Chord Companyから(厳密には日本代理店のアンダンテラルゴから)上位モデルの技術を継承したインターコネクトケーブル「C-line」が国内発売されるようで。

いつものようにアンダンテラルゴさんのWebサイトは情報更新されていませんが、販売店のサウンドラインモノリスさんのツイートで知った次第です。
国内価格は1mが7,800円、0.5mが6,000円と、海外価格(1mが45ポンド、0.5mが35ポンド)からすると非常に良心的な価格設定かと。
ARAYテクノロジーを採用したことでどれくらい上位ケーブルを脅かす存在になってるか気になるところです。
プラグがモールドなのもかえって強度面からは良いかもしれませんし。

問題は販売してるお店がなかなか見つけにくいところでしょうか。
なにせ代理店のページも更新されてないですし、ネットショップ系ではあまり充実してないんですよねぇ。
ちょうど出張中なのでお店に立ち寄れたら覗いてみますが、実際に潤沢に店頭に並ぶのは少し先になるのかもしれません。

Creek OBH-18

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出張お土産にCreekのフォノイコライザー「OBH-18」をゲットしてきました。

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最初は持って帰るつもりだったんですが、梱包箱は思った以上に大きかったので配送にしてもらいました。

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中身はW100×D150×H66mmと比較的コンパクトな本体とACアダプターのみです。
ACアダプタのほうはユニバーサル対応で、いろんなタイプのコンセントに交換できるようになっています。
MM001はAC16V出力でしたが、こちらはDC24Vのようです。
アダプタはかなり長さがあるタイプなので、電源タップに直挿しすると極性を挿し替えづらいのがやや残念なところでしょうか。

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これまで使っていたTHORENSのMM001がMMカートリッジ専用だったこともあって、本来ならMM/MC両対応あるいはMCトランスやヘッドアンプをと思ってたんですけど、出会ったのがOBH-18なので仕方ありません。
というわけで、今回もMMカートリッジ専用モデルです。

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早速、MM001と繋ぎ変えてみると、まずはボリュームの大きさが全く違います。
MM001だとLINN側のボリュームが20くらいが通常音量ですが、Creekだと15でも大きくて、10がちょうど同じくらいの音量です。
出力電圧は250mVで決して大きくはないはずなんですけどね。

耳辺りは一聴するとソフトに感じるブリティッシュサウンドですが、実際にはかなりエネルギッシュでハイパワーなものです。
全ての楽器の音が明瞭で、より現代的なのは比較的最近設計されたフォノイコライザーだなという印象です。
そういう意味では、THORENSのほうが郷愁を感じさせるサウンドですが、その情報量の差を体感してしまうともう戻れないですね。

音傾向についてはカートリッジやケーブル類で大きく変化するはずなので、これから調整していきますが、うちのシステムがそもそもほぼブリティッシュな感じですから、最初からほぼ相性良く鳴ってくれています。
ケーブル見直しについてはまた次回触れてみたいと思っています。

CHORD C-line

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メーカーに直接貸出を申し出てみたものの、国内代理店がその気がないようでしたので、それならばとCHORDのインターコネクトケーブル「C-line」を自腹で購入(それが当たり前ですが)してきました。

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ケースはCHORDの廉価モデルではお馴染みのタイプで、ダイナミックオーディオさんには0.5mと1.0mの在庫が既にありましたので、使いやすい1.0mのほうを。
なお、メーカーさんからはダイナミックオーディオが扱ってるよ、というお返事メールをちゃんと頂きました。

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ちなみに裏側を撮り忘れましたが、ちゃんと国内代理店の名前も入っていて正規輸入品(当たり前)でした。

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ケーブルの見た目はやっぱり廉価モデルのLANケーブルやUSBケーブルに似た雰囲気ですが、太さもしっかりありますし、プラグもパッと見は安っぽいものの、ガッシリ刺さるという点ではVEEプラグよりむしろしっかりしているかも。
ケーブル構造もARAY(Audio Reference Attenuating Yoke)といって4線のツイストになってるのは同社の超高級ケーブルと同じで、ある意味、下克上な製品です。

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まずはちょうど導入したばかりのCreekのフォノイコライザーの出力側ケーブルをC-lineにしてみましたが、それまでのQED Reference Audio Evolutionと比べると、高域に広がりが出たように感じます。
サウンドに包まれるような印象があって、ややアナログレコードのノスタルジックな雰囲気が戻ってきたような気もします。
QEDだとシャープ過ぎて、かなり現代的な印象なんですよね。

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ただ、Creekに変更したことによる現代的な良さを活かしたいということもあって、レコードプレーヤーのほうは数枚聴いてQEDに戻しました。
QEDに戻すとやや硬質になるのですけど、やはりアナログレコード周りはなぜかQEDが相性良いようですね。

もちろんこれで終わりではなく、次はATOLLに移動して、ACOUSTIC REVIVE LINE-1.0R-tripleC-FMから置き換えてみます。
当初、一聴して感じたのは独特の音色を持っているという点です。
アコリバのケーブルにクセがなかったのでそう感じたのかどうかは定かではありませんが、ハイスピードな印象なのになぜか穏やかで、高域を中心にふわっと広がるようなところがあります。
かなり癖の強いATOLLが落ち着いたような印象も受けたので、むしろクセが少ないのか、それとも打ち消すようなクセを持ってるのか、当初は傾向を掴みきれない感じです。

当初から音離れが良いのですけど、聴き初めの頃は音楽自体が普通に流れていく感じで躍動感が薄くなった気がしたのですが、エージングが進んでくると高域に棘がなくなりつつ、低域を中心に音の厚みもグンと出てきました。
考えてみれば、いつもの中古と違って、エージングがしばらく長めに必要でしょうね。
5時間強ほどエージングしていくと、しっかりとCHORDらしさが花開いてきました。
具体的には、力強さと明瞭さが出てきて、量感は必要に応じて出てきますし、繊細な穏やかさも兼ね備えていて、音楽性の高いところがやっぱりCHORDだなと。
実は最初は「やっぱり廉価ケーブルかな?」と勘ぐっていた部分もあったのですが、どんどん変わってきて、実はこの記事も何度も書き換えました。

まだこれでもエージング途中なのだとしたら、上位ケーブルすら脅かすかもしれません。
手持ちのものだと、Chameleon Silver Plusレベルくらいにはいきそうな印象です。
音質傾向はもうちょっとざっくり音楽的に聴かせるという意味で、スピーカーケーブルのCarnival Silver Screenに似ているように感じます。
ニュートラルなようでいて、しっかり主張のある音楽性がハマれば非常に良いケーブルだと思います。
要はCHORD好きなら文句なしにオススメ、ということですね。

PC-TripleC Φ3.5ステレオケーブル

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千石電商で、「PC-TripleC Φ3.5ステレオケーブル」というのが意外と安値で売られていたので、ゲットしてきました。

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お店のWebサイトを見ると、どうやらCREATIONというところが出しているものにソックリなんですが、お値段がずいぶん違うんですよね。
ケーブルが10cmと短いので印字が全部見えませんが、CREATIONっぽい綴りも一部見えています。
ちなみに上のはプラグにRean NYS231Gを使っていますが、Rean NYS231BGを使った黒いのもありましたし、長さも30cmなど各種ありました。

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用途は第7世代iPod nanoやiPhone 5Sなど、最近のLightningコネクタの機種でiBasso D2+ Hj Boaを気軽に使うためです。
iOS機器ならCCK経由でデジタル接続も可能ですが、それならポタアンを見なおしたほうが使い勝手が良いですからね。

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ヘッドフォン出力からポタアンに繋いで意味があるのか?という意見もあろうかとは思いますが、ともかく接続して茶楽音人のDonguri-鐘で聴いてみることに。
そうすると、普段の直挿しよりも帯域が広く、音楽的な厚みが増したように感じます。
やや高域寄りのバランスに感じますが、情報量も増えているようですし、PCTripleCらしい透明感もあります。

不思議なのは本来、あまり音質が良いとは言えないような楽曲や圧縮音源でも相性が良いところでしょうか。
アナログ的な部分で、低域の余裕が高まるからかもしれません。
さきほどの高域寄りの傾向もあって、ピアノはやや硬質ではありますが、全般に鳴り方が据置機的な安定感を感じるものです。

ここで一旦、直挿しに戻してみると一気にナローレンジだなと体感できます。
歪み自体は多くないですし、残留ノイズも少ないので特性的にはなんとも言えないところなんですが、やっぱりパワーの余裕が違うんでしょうね。

調子に乗って、iPhoneやiPad miniでも試してみました。
これらはケースに入っていますが、Reanのコネクタはそれほど太くないので、問題なく刺さりました。
ただ、音質的にはiPod nanoとかなり差があって、極論を言えばポタアンを通してようやくiPod nanoの直挿しレベルですね。

次にiPod classicでDock-ラインアウトケーブルと比較です。
まずは今回のミニミニケーブルから聴いてみますが、nano以上に厚みのあるサウンドですが、出力が高いためかフルボリュームで繋ぐと歪みがややあるようです。
高域の伸びがありますが、ややキツさもあるので、好みや相性はあるかもしれませんし、フルボリュームじゃなく80%くらいのボリュームでつないだほうが場合によっては相性が良いかも。
低域はこちらのほうがiPod nanoよりも締まっていて、しっかりした主張のあるサウンドです。

続いてDockケーブルにしてみますと、こちらは歪みは少なめですが、ややこもったような印象すら受けるのはケーブル自体の性質にもよるのでしょうか。
正直、思ったよりもラインアウトのほうが圧倒的とは言えないという結果だったのは意外でした。
もちろん、CCK経由のデジタルになれば圧倒的な差になるのは目に見えていますが、正直カジュアルにミニミニケーブルでポタアンを使うのもアリではないかと。

そんな場合にあまりにチャチなケーブルでもちょっと…ですし、かと言って高価過ぎる「オーディオ専用」ケーブルも手が出しづらいので、その点ではこの千石電商さんのはオススメかと思います。
もしかすると限定特価かもしれないので、あえて価格は出しませんがごく普通のRCAケーブルくらいのお値段でしたので、お近くの方はゲットされてみてはいかがでしょうか。

KRELL ILLUSION2

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KRELLからプリアンプ「ILLUSION2」が発売されているようで。

すでに出ていた電源独立筐体のILLUSIONを廉価に仕立てたもののようで、ヘッドフォン端子も備えてるなど、クレルらしからぬ現実路線のモデルです。
また 24bit/192kHz対応D/Aモジュールも搭載されていますし、同社独自のCAST端子もない、など、いかにも今どきの普通のプリアンプですね。

その分、価格もやや現実的な範囲になって、実売で100万円弱といったところのようです。
ただ、1/21には20万円近く値上げされるそうで、そういう意味では今がお買得価格(?)ということかな。
ペアとなるよう用意されているパワーアンプ「DUO175」もほぼ同様の価格(値上げも同様)で、アンプの規模からするとこっちも魅力的に感じます。

昔はMark Levinsonと比較されることも多かったですが、今も当時のサウンド傾向のままなのかな?
そもそもマークレビンソンも当時とは経営母体自体違いますし、クレルもそうかもしれませんけどね。

THORENS MM001の中身

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フォノイコライザーをCreek MBH-18に入れ替えたので、これまで使ってきたTHORENSのMM001はもう開けてみても良いかなと、中身を見てみることにしました。

THORENS MM-001

ネジは特別ではなく側面に4本、プラスネジで留められているだけでした。

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中身は予想通り、オペアンプ主体のもので、NE5532Pが採用されていますね。
audio-technicaのAT-PEQ3なども同様だったかと思いますが、左右独立構成になってるようなのは多少好感が持てます。

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ただ、スゴいのはなんとこの基板がまったく本体に固定されていないんですよね。
宙に浮いている状態で、ピンプラグや電源プラグなどへの配線(というかハンダ付け)で支えられているという…。
それが一種のフローティング機構(?)とでも言えば聞こえは良いですけどね。

ちなみにOBH-18のほうはネット上に写真が結構挙がっていて、こちらはオペアンプは使われていないようです。
内部構成で音が決まるわけでもないですけど、それぞれのメーカーの考え方が表れている感じがして面白いものですね。


Chord Sarum Super Tuned ARAY

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Chordから先日のC-lineに加えて、対極となるハイエンドケーブル「Sarum Super Tuned ARAY」が出てるようで。

本家にも従来モデルの「Sarum Tuned ARAY」しか情報がないんですが、基本的には同じSarum Tuned ARAYテクノロジーを伝承した改良版みたいです。
おそらくですが「複数ARAY」と書かれているので、リターン線と対になったものが複数になってるということなんでしょう。
あれはバイワイヤリング用ですけど、Epic Twinに対するSuper Epic Twinみたいな感じですね。

これによって「情報量の拡大と低ノイズ化」を目指したそうですが、お値段もRCAタイプの1.0mで300,000円、XLRだと400,000円というお値段に…。
そういえば、C-lineを買って帰る時に別のお店でCADENZAのXLRがそこそこ安くなってるのを見かけて、「これのプラグを取り替えたほうが面白いかなぁ」とも一瞬考えたんですよね。
ただ、プラグだけでもそれなりに良いものだとC-lineと同じくらいしますからねぇ。

あとはこれで販売店がもっと多いと良いのですけど…。
ヨドバシやJoshinでも扱ってますが、スピーカーケーブルも含めて全部揃ってるわけではないですし、こういう新製品が出てから扱いが始まるまでにもだいぶタイムラグがあるんですよねぇ。
とりあえずChord本社に問い合わせた回答としてはダイナミックオーディオさんをオススメされましたので、欲しいなと思った方は直接訪問or電話してみるのが良いかもしれません。

Marantz NA6005

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Marantzからネットワークプレーヤー「NA6005」が発表されたようで。

NA8005の下位モデルということになるそうですが、大きな違いはUSB-DACが割愛されているのと、同社のウリでもあったはずのデジタルアイソレーションシステムも省略されているところです。
前者は差別化のためにある程度仕方ないとして、後者はPC周りで使う上で重要という判断だったのではなかったのかなぁ。
かなり無理に理屈を付けるなら、LANケーブルのみでの接続で、USB(や同軸)で繋がることがないから、ということなのでしょうか。
そうそう、そのデジタル入力もあえて同軸入力は廃されていて、光デジタル入力のみです。

一方、機能面ではWi-FiやBluetooth対応で、さらにはAM/FMチューナーも内蔵しています。
こっちもかなりのノイズ源やノイズに影響を受けやすいものばかりだと思いますけど、デジタルアイソレーションシステムは不要だったのかなぁ。

全般的には最近出ているMarantz製品に近い印象で、内部基板の一部がどことなくHD-DAC1に近いような気もします。
今さら気づいたのですが、最近のMarantzの廉価モデルは背面に「Designed,Engineered and Produces under supervision by Marantz」と書いてあるんですね。
「under supervision」がProducesだけに掛かるのかどうかによって意味合いがだいぶ違ってくるように思いますが、これってマランツ製!というよりもマランツが監修した別メーカー製みたいなニュアンスにも取れるように思うのですけど、私の英語力が不足してるだけでしょうか。
ちなみにこの記述、HD-DAC1やNA8005も同様で、どれもMADE IN CHINAです。
逆にNA-11S1にはこの表記はなくて、こちらはMADE IN JAPANとなっています。

別に品質がしっかりしていればそんな重箱の隅をつつくようなところはどうでも良いのですけど、HD-DAC1のノイズの件もありますし、同じD&MグループのDENON DA-10のこともありますから、どうしても気になってしまいます。
競合他社と勝負するにはコストダウンも必要だと思いますが、品質管理には気をつけてほしいところです。

McIntosh MCD550

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McIntoshからES9016を使ったSACDプレーヤー「MCD550」で出ているようで。

SACDはマルチチャンネルにも対応していますし、ES9016も8chのDACですけど、本機は2ch再生のみの対応だとか。
ES9016の4chずつをL/Rに使用しているわけですね。
ただ、このクラスなのにES9018じゃないんだなぁというのもちょっと引っかかるところではあります。

そして最近のモデルらしくUSB-DAC機能も付いていますし、可変出力でプリ代わりのような使い方もできる仕様です。
ただ一点、良く分からないというか、おそらく記載ミスだと思うんですけど、USBが24bit/192kHzまでなのに、なぜか同軸は24bit/96kHzまでとなっています。
そのくせ、光デジタルは24bit/192kHzというのはどう考えてもおかしいなと。
日本のサイトだけでなく本家もそうなってるので、何か別の理由でもあるのでしょうか。

お値段は実売で70万円前後と、競合他社と比べても結構強気な価格設定です。
最近のマッキントッシュ全般に言えることですけど、伝統を重んじつつ、他社と違う何かがないとブランドだけではちょっと弱い気がしますが、どうでしょうか。

TASCAM DR-40 VERSION2

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TASCAMから外部マイク/LINE IN用のXLR端子を備えたPCMレコーダー「DR-40 VERSION2」が登場するそうで。

私が先日ゲットした「DR-05」と同じ方式で、ファームウェア更新で現行のDR-40が同等機能になる予定というリニューアルモデルです。
単なるファームウェア配信だけにしないのは価格下落を回復させる意味合いもあるんでしょうかね?

なお、バージョンアップした(する)のは以下の4点だそうです。

・128GBまでのSDXCカードに対応
・動画ファイルとの位置あわせに便利なオートトーン機能
・マークの場所でファイルを自動分割するオートディバイド機能
・用途に合わせて設定できる多彩なオートトラックインクリメント(ファイル更新)機能

記録できるサンプリングレートは当然以前のままなので、24bit/96kHzです。
意外にも24bit/192kHzで録音できるポータブルレコーダーは少なくて、その上は急にDSD対応となるケースがほとんどなんですよね。
ファームウェア更新は旧モデルユーザーには嬉しいですが、そろそろTASCAMのDSD対応モデルも見てみたい気もします。

SHUREヘッドフォン、値上げ

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SHUREのヘッドフォンやイヤフォン19機種が1/23に値上げされるそうで。

最近出たばかりのSRH14xシリーズこそ値上げはないものの、それ以外はほぼ全て値上げになっています。
値上げ幅がいちばん大きいのはSE535で28%ほどの値上げ、他にもSE535LTDやSE425、SE315、ヘッドフォンだとSRH1440、SRH940が20%以上の値上げです。
私が先日ゲットしたSE215も18%ほど上がっていますが、全体的にはヘッドフォンよりイヤフォンのほうが値上げ幅が大きいですね。

この値上げはおそらく中古価格にも反映されるはずですし、むしろ中古のほうが反応が早い気がしますから、どうしても欲しいモデルがあれば今のうちに新品の安いところで注文しておくのが良いのかも。
私も先日、SE425のケーブルが緑化しちゃったものがお値ごろだったのを見つけてたので、それをゲットしておけば良かったかなぁ。

ただ、イヤフォンはこのハイレゾ時代(?)にはやや新鮮味に欠ける部分も出てきているようにも感じます。
SHUREはそういうことに流されず、このままの路線を進みそうな気もしますが、どうせなら値上がり後の新製品登場にも期待したい気もします。

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